せたな町農業担い手受入協議会

せたな町の就農支援

北海道の南西部に位置するせたな町は自然に恵まれた豊かな環境で、農業を営むのに適した場所です。
緑豊かな風景と地域コミュニティの温かさが魅力的なせたな町では、農業担い手の受け入れと育成に力を入れています。
農業に新たに挑戦する人々を対象に、研修期間中から就農後まで、国と町からの補助制度を通じた支援が充実しています。

研修期間中には、国の行う「農業次世代人材投資事業」を通じて補助が受けられます。
準備金として年間最大で150万円、条件を満たす場合は2年間支給されるという内容です。
また、せたな町からも「新規就農研修支援事業補助金」として、月最大12万円の支援金が最長2年間の研修を受ける人へ支給されます。
就農後には、新たに農業を始めてから経営が安定するまでの支援として、国の「農業次世代人材投資事業」を通じて年間で最大150万円の給付金を受給可能で、これは最長5年間支給されます。

また、せたな町独自の事業である「産業担い手育成事業奨励金」にも注目です。
新規に就農する人が、農地を新たに取得して農業を開始した際に奨励金が支給されます。
支給は一回限りですが、最大200万円と高額ですから、農家として新たなスタートを切る十分な助けになるでしょう。

せたな町の就農支援の流れ

せたな町農業担い手受入協議会では、農業に興味がある人や、新たな生活を農業で始めたいと考えている人への支援を積極的に行っています。
まず農業をやりたいと思ったら、せたな町農業担い手育成センターに電話やメールで相談してください。
せたな町を直接訪れての相談も可能ですし、就農相談会を通じての相談も受け付けています。

相談後、興味を持った方は実際にせたな町での農業体験に参加できます。
数日から1週間の農業体験や最大3か月の事前研修がありますが、研修中の滞在施設も完備されています。
交通費の補助や研修手当の支給があるため、安心して農業と地域生活を体験できるでしょう。

体験を通じて実際に農業をやるという決意が固まったら、次はいよいよ就農準備です。
その前に、家族の理解や資金計画、どのような農業を行いたいかなどはじっくりと検討しておいてください。
検討の結果、具体的な研修プログラムや研修先となる農家を選ぶなどして事前準備を進めていきます。

準備ができたら、約2年間の本格的な農業研修が始まります。
農家や農業関連の企業・団体、研修機関のサポートを受けながら、農業技術や農業経営の知識を学びます。
また、地域交流にも積極的に参加して信頼関係の構築に努めてましょう。

研修を経て、せたな町での農業生活がいよいよ始まります。
就農後も継続的なサポートがあるので安心です。