女性の就農

農業で活躍する女性について

農業に従事をする女性が増えてきています。
これまで、農業は男性の仕事というイメージがありましたが、農業女性プロジェクトの存在が女性の就農への大きな後押しになっています。

また、農業に従事する女性が様々にクローズアップされるようになって来ており、今後ますます女性が農業に従事するようになることが予想されています。

農業を生業としている人口の中で、女性が占める割合は46%になっています。
半数にも満たないということでかなり少ないイメージとなりますが、経営の決定に参画している女性の割合は、50%を超えています。
この数字は年々増加しています。

女性が経営に参画している方が近代的な手法を取り入れて合理的な経営を行っている傾向があります。
経営センスに関しては、女性の方が農業に向いていることになるのかもしれません。
女性が農業に参画するようになって、収益が上がるようになってきて、農業をやりたいと思う若者が性別を問わず増えてきています。

農業の6次産業化における女性の役割

農業が6次産業化する時代になってきています。
女性ならではの消費者の視点から、農業の6次産業化を推進することもできるので、女性の農業における役割が一層重要なものになってきています。

女性が農業に参画する方法として、雇用される方式と自営でやる方式があります。
全く農業の知識がないという場合には、最初は雇用される方式で、就農して、知識が蓄積されたら、独立して、自営でやるということがオススメです。

女性向けの職場改善

これまで女性がほとんど参加することが無かった農業分野ですので、職場環境的に女性が働きにくい部分もありました。
良く聞かれるのがトイレと日焼けの問題です。

いずれも女性にとっては深刻なものです。
しかしながら仮設トイレや日焼け止め等が工夫されるようになってきており、問題は解決に向かっています。
仮説トイレといっても女性の使いやすさを考えて、エアコンやパウダールームが完備されたものも導入されています。

女性の体力不足の問題

女性は男性よりも体力面では劣ってしまうことが少なくありません。
この部分を補う意味で、最新のICTテクノロジーが導入されるようになっています。

肥料などは、天候に応じてその量を自動調整することが出来るようになっています。
また、ドローンなどを利用して、農薬散布を行うことも行われています。

新しい手法を導入するためには、一定の資金が必要になりますが、それを公的に支援する制度も導入されています。
日本は食料自給率が大変低い環境にありますが、制度面の改革によって、今後ますます多くの女性が農業をすることが望まれています。