独立就農

独立就農とは

新規就農で働く場合、3つのスタイルがあり、その一つが独立就農です。
独立就農は自分で農地を経営する個人事業主で、農地を見つけることから始まり、作物の選定・栽培、販売路の開拓、出荷など自分ですべてやらなければなりません。
さらに農業機械や設備を揃えるために、ある程度の資金も必要です。そのため、20~30代がいきなり独立就農に踏み出すのは高いハードルといえます。
新規就農は独立就農が多いと思われがちですが、実際は就農者全体の1割ほどです。

就農までの流れ

各市町村の地域にないセンターやJAへ相談から始まります。
セミナーが定期的に開催されており、オンラインでも参加可能のため気軽に参加可能です。
次に希望の市町村や実習作目(稲作、畑作、酪農など)を決め、実際の農村生活や農作業を体験し適性を見極めます。
就農地を決め、就農が確実になった段階で、就農計画を市町村に申請し認定就農者となり研修を受けます。
研修後、営農です。

独立就農の心構え

独立して自分で農業を営むには技術の習得や資金、土地などの資本だけではありません。
就農への熱意や忍耐力、協調性が重要になります。
農業は自然が相手です。思いがけない事態が多々あることを肝に命じておきましょう。
農業は一人だけでできるものではありません。労働面だけではなく精神面も支えてくれるパートナーが必要です。
地域との関係を築くため、草刈りや清掃、地域のイベント、冠婚葬祭などにも積極的に参加しましょう。

独立就農の資本

就農当初、外部からの労働力確保は難しいため、栽培計画は綿密に立てなければなりません。
資金も自己資金を中心に余裕を持った資金計画も必要です。すべて自己資金で賄えない場合、借りることも検討します。
就農するには農地が必要です。農地を買う場合や借りる場合、農地法といった許可が必要です。
住宅については都市部と違い不動産の紹介が難しい場合があるため、市町村へ相談するといいでしょう。