雇用就農とは
企業として農業を行う農業法人で従業員として働き、給与を貰うスタイルを雇用就農といます。
法人といっても、家族経営のところや数百人の従業員を抱えるところもあり多様です。
雇用就農のメリットは就農開始時に多額の準備費用が不要で、毎月給与として収入が得られる点がメリットです。
働きながらノウハウを身につけ、将来独立するケースもあります。
雇用就農で求められる人材
農業を始めるには心身ともに健康であるだけではなく、植物や動物を育てること、畑仕事が好きというのは必要な部分です。
労働時間は朝早く、休日もカレンダー通りではないので、柔軟に取り組む姿勢も大切です。
雇用就農で求められる条件
農業法人で採用される条件としては普通自動車免許が最低でも必要です。
それ以外には特別な資格や免許が求められることはほんどありません。
また、学歴については不問というところが多いのも特徴です。
農業従事者の高齢化や減少によって、何より働き手がほしいということでしょう。
就農に興味があるならまずは問い合わせてみることをおすすめします。
雇用就農へ就職
一括りに農業とはいっても栽培品目、耕作面積、経営方針によって働き方も多種多様です。
就職先となる農業法人や個人農家についてよく調べ、雇用契約について吟味する必要があります。
業務内容や労働時間、給与、福利厚生など、農林水産省や厚生労働省が提示している労働基準を参考にして、未然のトラブルを防ぎましょう。
契約形態について
農業法人も一般の法人のような雇用形態になっています。
正社員
契約期間の定めがありません(定年は就業規則によって決定)。
大規模な経営を行っている農業法人が募集している場合が多いです。
契約社員
労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている場合です。
パート・アルバイト
1週間の労働時間が正社員に比べて短い労働者です。
パートタイム労働法により職務の内容や人材活用の仕組みが正社員と同じ場合、正社員との差別取り扱いは禁止されています。