北海道で農業を始めるには

人手不足の農業

北海道の就農人口は減少傾向にあります。平成17年から令和2年までの増減状況は就農人口が48%減となり将来推計値を下回る結果となりました。
さらに新規就農者数は平成22年以降、減少傾向で推移し令和元年では454人となっています。そのうち、農家出身者が約8割を占めました。
農業次世代人材投資資金等の支援施策によって新規参入者は110~120人程度で推移しています。

北海道で農業を仕事にするには

一口に農業といっても経営規模や内容も働き方も人それぞれです。北海道で農業を始めたいなら、新規就農に関する情報を集めましょう。
「北海道DE農業を始めるサイト」が参考になります。
他にも各地で開催されるセミナーや農業関連の就職・転職フェアに行ってみるといいでしょう。

農業体験してみよう

北海道の農業を実際体験してみましょう。
農家が運営する農家民宿で農業ボランティアとして募集していることがあります。北海道を観光しながら農業を体験してみてはどうでしょうか。
農業法人や酪農ヘルパー協会では定期的にアルバイトを募集しているので、求人情報をチェックしてみるのも有効です。
本格的に農業体験をしたいなら、農業担い手センターが各市町村で実施している農業体験研修に参加してみましょう。
農業体験で適性を見て、2年の研修で農業を学び、新規就農のサポートを受けられる市町村があります。

北海道で農業を始めるには

農業体験を通して本格的に農業を始めたいなら手順を踏む必要があります。
農業体験後、農業研修・就農研修を受けたら、青年等就農計画を作成しなければなりません。
青年等就農計画は目標とする農業経営の概要や経営規模、農業所得、生産方式などを定めます。
市町村へ申請を行い、認定を受けると認定新規就農者として農業を始められます。

北海道で農業を始めるなら、農業体験を通して自身の適性を見極めるといいでしょう。
地域ごとにさまざまな農業を展開する北海道。各地域に足を運び実際に農業に携わってみてはいかがでしょうか。